ヘリコバクターピロリ菌とは?

ヘリコバクターピロリ菌は、胃の中に生息している菌であり、ピロリ菌に感染すると胃に炎症を起こすことが確認されています。胃・十二指腸かいようの原因ともいわれています。

日本人では3500万人が感染しているといわれております。特に50歳以上の人で感染している割合が高いとされております。

ピロリ菌がいると、1度かいようの治療をしても1年後には60%以上の患者さまが再発してしまいます。

その他にも、胃がんとの関連性が指摘されております。

ピロリ菌に感染している人と感染していない人に対して10年間調査を行ったところ、感染している人では2.9%に胃がんが発生したのに対して、感染していないひとでは胃癌は発生しなかったという研究報告があります。

ピロリ菌の検査方法

検査方法は、健康保険適応となる患者さまは、胃の痛み、不快感などの症状があり、実際内視鏡検査して、胃炎が確認される人です。

ピロリ菌の検査のみ希望のかたは自費となります。

当院では、検査方法は、内視鏡で、胃かいよう、十二指腸かいよう、慢性胃炎を確認した後に、尿素呼気試験法をおこなっております。これは、患者さまが、吐き出した息を採取して、ピロリ菌がいるかどうか調べる、簡単な検査方法です。

ピロリ菌の治療方法

ピロリ菌の治療方法は、2種類の抗生物質と胃酸を抑えるお薬の3種類のお薬を、朝と夕の1日2回1週間飲むことです。

そうすれば、約80%の患者さまはピロリ菌を除菌できます。

1回目の除菌治療で除菌ができなかった場合には、お薬をかえて再度除菌治療をおこなうことが可能です。

2回目の除菌治療では約90%の患者様で除菌ができます。

除菌が成功したかどうかは、除菌治療終了後、4週間以上あけて検査することでわかります。

 

当院でも、ピロリ菌の検査、治療をおこなっておりますので、お気軽に受診されてください。 

住所、電話番号

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平佐町4235-1

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